社会医療法人孝仁会のリハビリテーション部は各事業所、病院、施設を統括しており、スタッフは総数149名在籍しております。急性期リハ⇒回復期リハ⇒訪問リハ⇒デイケアリハの断続的リハビリテーションを一環して行っております。スタッフは5年以内に全ての時期・疾患別リハを経験するように法人内の施設をローテーションする体制を整えております。それにより経験値を高め、視野を広げ、質の高いサービスが提供できるよう努めております。
リハビリテーションとはいろいろな障害を持った方々に対して、その障害を可能な限り回復すべく、残された能力を最大限に高め、身体的・精神的・社会的に出来る限り自立した生活がおくれるように援助することです。そこで重要なことは、全ての人々がよりよい社会生活がおくれることを目指し、チームアプローチとして展開することです。それはチーム全体で共通の基本方針とプログラムを決めた上で医師を中心に多職種大勢のスタッフが互いに協力し行っていること、これこそリハビリ・医療・介護の分野の根幹をなす部分を感じております。個々のスキルはもちろんのこと、チーム全体のスキルがアップするよう人材育成にも力を注いでおります。
*疾病に対する知識を高め、障害や社会適応を考えた幅広いアプローチを展開できるように常に研鑽します
*常にリハビリテーション技術を適正に評価し、持続的な質の向上を図り、道内外の信頼を得るように努めます
*ボバース概念をベースにチームアプローチを展開し、多職種共同のアプローチへ展開するように努めます
急性期の疾病(脳、心臓)の管理から、障害そのものの改善、残存機能の再獲得を促し、患者様の第二の人生設計のお手伝いをさせていただきます。
私たちはボバースコンセプトをもとにPT・OT・ST間のコミュニケーションを図っております。チームアプローチには、個々の高い専門性の追及と互いに患者様に提供している内容を理解しあうことが欠かせません。そのため当法人は院内、院外教育に力を入れ個々のセラピストの研鑽につとめており、内外から、高い評価を頂いております。
語源的にはrehabilitationとは、re-(再び)-habilis-(適した、ふさわしい)-ation(にすること)です。人間が人間にふさわしくない(望ましくない)状態に陥った時にそれを再びふさわしい状態に戻すことがリハビリテーションです。「権利・資格・名誉の回復」と広い意味で一般用語として現に使われています。
障害があることは人間が人間らしく生きることを心身の両面から極めて困難にします。その人が立ち直り「再び人間らしく生きる」こと、即ち「全人間的復権」こそがリハビリテーションです。
人間らしく生きる権利の回復とは、必ずしも元と同じ生活状態を回復する事ではなく、多くの場合は障害を契機として「新しい人生を再構築する」ことです。障害のある人は障害しかない人ではなく、健全な機能・能力を十分そなえている存在です。リハビリテーションは障害の軽減(マイナスの減少)をはかることは勿論ですが、健全な機能・能力を発見し開発し増進する事(プラスの増大)の方がむしろ重要です。
残された機能だけでなく、開発できる隠れた能力が非常に多く、家族や地域社会も本人の立ち直りのために提供できる隠れた力をもっており、その開発も重要です。このようにマイナスの減少とプラスの増大との合計でその人にとって最高の「人生の質」(QOL)を実現するのがリハビリテーションです。
回復の度合いは、脳に受けたダメージの度合い・場所・年齢などによって様々です。一般的には発症から6ヵ月の間が回復の期間とされています。下肢よりも上肢の方が回復は難しく、発症後1ヶ月たっても動きが見られない場合は実用的に動くようになるのは難しいと言われています。
理学療法とは大きく運動療法と物理療法の2つに分けられます。
運動療法には寝返り、立ち上がり、移乗動作、歩くなどの日常生活に必要な動作を徒手的療法、または患者様の力を利用して自動的、または他動的に運動することによって全身または局所の回復を図る治療法です。
物理療法は痛みや循環障害などに対して、温熱・水・電気・光線などの物理的資源を用いて行う治療のことを指します。
釧路孝仁会記念病院では発症間もない時期よりICU(集中治療室)にて医師の指示の下、早期リハビリテーションを実施し、医学的処置のなかでリスク管理を行いがら、身体機能の改善や安静による弊害の予防に関わっています。
釧路孝仁会リハビリテーション病院ではリハビリ以外の各専門職ともチームを組み在宅復帰に向けて関わっています。またご家族の方への介助指導も行っています。理学療法的検査を行ないどのような治療を施行すればいいのかを決定し、個々の患者様に必要な機能の再獲得を図り、質の高い在宅生活を目指します。
脳血管疾患では、脳梗塞・脳出血・くも膜下出血などの疾患に対して、発症間もない急性期よりリハビリテーションを開始します。
安全に治療を行うために、全身管理に十分な注意を払いながら状態に合わせて座位訓練や立位訓練などを行い、離床を進めていきます。
急性期より基本動作を中心にリハビリテーションを展開します。基本動作は寝返り、起き上がり、立ち上がり、車椅子への乗り移り、歩行というような移動能力を指し、その獲得を目標に治療を行います。
下肢の運動麻痺により、上手く歩く事ができない患者様に対して早期の歩行実現に向けて必要に応じて作成しています。装具を使用した治療を積極的に取り入れた訓練を行っています。
脳血管障害の患者様の多くは基本動作(寝返る、起き上がる、座る、立ち上がる、立つ、歩くなど)が困難になります。個々の目標に合わせた動作の獲得に対して関わり、日常生活動作(ADL)へと繋げていきます。
回復期リハビリテーション病棟では患者様の歩行機能の獲得に向けてリハビリスタッフ指導の下、看護師、介護士による歩行練習を行っています。
ご家族の方にも出来るだけリハビリへ参加して頂き、介助の方法を指導、練習し退院してからもご自宅で安心して生活ができるように入院初期から関わっています。
釧路孝仁会記念病院では、心臓リハビリテーションの専門家(心臓リハビリテーション指導士)の資格を有した理学療法士2名、作業療法士2名が担当しています。
対象疾患は心筋梗塞や狭心症、弁置換術、また閉塞性動脈硬化症など幅広い疾患を対象としています。急性期では不整脈や血圧の状態を確認しながら離床を進めていきます。状態がある程度落ち着いた時期から、自宅退院、職場復帰へ向けての体力、筋力の向上を図るために、自転車エルゴメータやトレッドミル、パワーリハビリ機器などを用いながらトレーニングをしていきます。また、再発予防のための生活指導、退院後の運動指導も同時に行っていきながら社会復帰の支援をおこないます。
呼吸器に障害を持つ方は、簡単な動作によっても息切れや疲れやすいという特徴があり、日常生活の活動範囲が狭くなる傾向があります。対象疾患は肺炎やCOPD、また、術後の呼吸管理などに関わっています。
具体的には痰を自分で出せない方の介助や呼吸体操などを患者様の状態に合わせて行います。息切れや呼吸困難感をなるべく出さないような動作の指導や練習を行い、退院後の生活の幅が狭くならないように援助していきます。
当リハビリテーション部では呼吸療法認定士の認定資格を取得した理学療法士2名が在籍しています。
肺炎の患者様に対して離床(起き上がり)を進めることが良い治療とされています。医師とリスク確認を行ないながらギャッジアップ~車椅子乗車までを進めています。看護師へリハの状況を伝達し、車椅子乗車を積極的に取り組んでいます。また自分で体を動かせない患者様に対してポジショニング(床ずれ予防)を設定しています。
対象疾患は頸椎症・腰椎症・椎間板ヘルニアなどを対象としています。症状、状態に合わせて関節可動域訓練や筋力訓練などを行っていきます。運動器疾患では腰痛を起こさないため体の使い方や、不良姿勢が疾患に影響していることもあるため姿勢の矯正なども行います。
また、痛みの緩和や循環の改善、リラクセーションなどの目的で、けん引やホットパックなどの物理療法を用いる場合もあります。
心臓リハビリテーションとは、医学的な評価や運動処方、冠危険因子の是正、教育およびカウンセリングからなる長期にわたる包括的なプログラムです。このプログラムは、患者ひとり一人の心疾患に基づく身体的・精神的影響を出来るだけ軽減し、突然死や再梗塞のリスクを是正し、症状を調整し、動脈硬化の過程を抑制あるいは逆転させ、心理社会的、職業的状況を改善することを目的としているものです。
[米国医療政策研究局(AHCPR)の臨床診療ガイドライン(1995)より]
心筋梗塞、狭心症、心臓弁膜症、慢性心不全、閉塞性動脈硬化症など
リハビリスタッフが、病棟や相談員と協力して退院までの生活をお手伝いします。
手術後、ICUで体を起こすことからはじまります。
この様な運動の他、手術後痛みなくできる動作の仕方や手術後の生活で気を付けることなどの指導も行っています。
多くの研究により、以下のような効果が得られるとの結果が出ています。
脳血管疾患の患者様を中心に今後生活していくための問題を的確に評価し色々な作業活動を用いて訓練を行います。
身の回りの動作や、家事動作、仕事への復帰を目指した訓練を行います。作業療法の作業とは身辺動作、仕事、余暇活動など人間の生活全般に関わる諸活動を指し、作業活動を訓練や援助もしくは指導の手段としています。更に退院 後の生活を踏まえ、自動車の運転評価などを行っています。その他に、患者様・ご家族にとって、在宅生活がより良いものになる様患者様のご自宅に実際に伺い、環境(手すりの設置、福祉用具の利用等)のアドバイス・調整を行っています。
食事・整容・更衣・排泄・入浴について、自立、再獲得を目指して治療しています。患者様に合わせて、安全かつ容易に行える方法(心肺機能に負担の少ない効率的な方法)、ご家族や介助者の方が楽に手伝える方法のアドバイスもしています。使いやすい日用品(自助具や福祉用具等)の提示と使用方法の訓練を行っております。
退院後、家事を行う患者様に対して調理・洗濯などの動作訓練を行います。麻痺等により両手動作が難しい方には、自助具を提案したり、道具の工夫により片手でも行えるよう援助しています。作業療法室にはキッチンがあり、実際に肉じゃが、豚汁などを作り、作成、食事、後片付けといった過程の訓練も行います。
※例 麻痺により、包丁動作が拙劣になった方へ切りやすい方法を指導します。
※例 片手での皮をむく方法や器具等の選定をします。また、火の消し忘れがないか、準備や調理後の片付けなど作業工程につまずきがないかなども同時に評価・指導をします。
作成工程に段階付けをして、課題への集中力や作業の正確性を評価します。
廃用性の予防と自信の喪失から家庭復帰・社会参加へと行動変容(自信の回復)に結びつけ、日常生活や職業復帰に向けた上肢または下肢を含む全身の筋力、耐久性の向上(全身のコンディショニング)を目的にパワーリハビリ機器を用いて治療を行います。負担の少ない低い負荷量が設定でき、心肺機能に不安がある方でも急性期から安全に治療を行うことができます。
脳血管疾患には高次脳機能障害という、記憶障害、計算遂行障害、注意障害(すぐに集中力が途切れたり、一定の方向に注意が向かないなど)、失行(動作の遂行や物品の操作が上手くできない)などの認知面の障害も出現する事があります。作業療法科ではこれらの障害にも患者様の症状に合わせた治療を行っています。
退院に合わせ事前に自宅の環境を評価し、ケアマネージャー等の関連職種と福祉用具や住宅改修案を検討します。また、自宅環境の実際の場面で、ご家族様に対してより具体的な身体介助方法や支援に関する指導を行います。
言語聴覚療法とは、ことばによるコミュニケーション障害や食べること飲むことに問題が生じた患者様に専門的な評価を行い、その評価をもとに治療や指導を行います。
当院では、主に脳血管障害により上記の症状が出た方に対して関わっています。医師の指示のもと、急性期のリスク管理を行いながら、手術後または発症間もないICU(集中治療室)やHCU(高度ケア病床)を含めた患者様の言語聴覚療法を早期より実施し365日間関わっています。
急性期は絶えず症状が変化する可能性があるため、モニタリング(スクリーニング)をはじめとした言語聴覚療法の評価で再発や合併症併発などの早期発見にもつながっています。また、家族は脳卒中を発症したことに加えて、コミュニケーション障害を負ったことに対する心理的不安が大きくなります。そのような負担軽減のために、コミュニケーションが確立できるよう家族にコミュニケーション方法の指導もおこなっています。また失語症を含めたその他高次脳機能障害・運動性構音障害・摂食嚥下障害・認知症などコミュニケーション障害となっている要因を探り、ダイレクトにアプローチしていきます。
さらに、急性期では意識障害が重度であったり、口腔ケアが不十分であったりすると誤嚥性肺炎を合併しやすくなります。口腔内を観察することの多い言語聴覚士は口腔内環境について医師、看護師などとチームで情報を共有し、口腔内汚染によって誤嚥性肺炎を引き起こさないよう努めています。
リハビリテーションに関わる職種は、言語聴覚士(ST)の他に、医師(Dr)をはじめ看護師(Nrs)、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、医療相談員(MSW)がおり、チームとして連携し、ゴールの設定や患者様の情報などを共有し協力していくことで患者様の生活をサポートしていくことを言い、リハビリテーションの基本となっています。
このチームアプローチの中で、言語聴覚士は患者様の言葉や摂食・嚥下障害の状態や改善状況などを報告、情報交換を行い、協力しながら患者様の目標の達成や職場・家庭復帰を目指します。
また、御家族の方々にも積極的に訓練に参加して頂くことが多々あります。それは、患者様の言葉や食事の状態、今後の目標を随時把握して頂き、御家族が患者様とスムーズにコミュニケーションをとれるよう助言を行い、食事についての注意点をお伝えするためです。
日々、訓練に参加して頂くことによって、退院後の御自宅の生活において、患者様と御家族がスムーズにコミュニケーションをとり、安全でより良い食事が継続して行えるように関わっていきます。このように退院後、患者様や御家族が困ることがないようにサポートしていくことも言語聴覚士の大切な役目であると考えています。
大脳の言語野と呼ばれる場所に梗塞や出血をすることで、ことばに障害が生じることがあります。言われたことがよく分からない、文字や文章が分からないなどことばの理解が困難になったり、話せない、書けないといった表現することが困難になるなどの症状が出ます。ことばで伝えたいと思ってもそのことばが浮かんでこない、わかっているけどうまく言えない、一度にたくさん話されると分からない、話の内容を覚えていられないなど、同じ失語症であっても、症状は人によって様々です。
まず、言語聴覚士は、専門的な検査を行って、それらさまざまなことばの症状を整理し、言語治療のプログラムをたてていきます。失語症のことばの訓練は、障害された機能を可能な限り改善すること、残された機能を利用してコミュニケーションの能力を向上させることの2つの面から考えていきます。前者では、聴理解訓練、発話訓練、読解訓練、書字訓練などがあります。後者ではコミュニケーションノートの使用練習やコールの使用練習、ジェスチャーの獲得など代替的手段を検討していきます。
ことばの障害というのは私たちが思っている以上に苦しいものです。そのため言語聴覚士は、患者様の今の心理状態、病前の性格、興味をもっている事柄や生活背景など患者様の「症状」だけにとらわれない、柔軟な姿勢と広い視野で治療にあたります。患者様やご家族と一緒に今後の生活を考えたり、ご家族の方が患者様を理解し、受け入れるための後押しをしたりと、ことばのリハビリテーションをサポートします。
口唇や下顎、舌など話すときに必要な器官に脳血管障害や脳外傷などで麻痺が生じてしまうと、話しづらさを生じてしまいます。いわゆる「ろれつが回らない」という状態になります。声が出にくく、発音の誤りが多く、発話としては不明瞭で、聞き手にうまくことばが伝わらなくなります。
病状の安定を図りながら早期より言語聴覚療法を開始することで、意思疎通を図れるようにコミュニケーション手段を確保し、患者様やご家族への心理的サポートの軽減を図っています。また、コミュニケーションが円滑に行えるように、発話に必要な口唇や下顎、舌などの動きの評価を早期から行い、その評価をもとに必要なプログラムを立てていきます。ご家族や病院スタッフとのコミュニケーションが円滑に図れるように毎日の治療でその能力や実際場面で有効性を確認し、効果の可能性を検討していきます。
私たちは日々食べ物や飲み物を、嚼んだり飲んだりしていますが、この何気ない動作ができなくなる障害の事を言います。食べ物を嚼む、飲み込むという運動は、多くの筋肉と脳の神経によって複雑にコントロールされており、食べ物を口に入れて、よく嚼み、飲みやすい状態にして食道へ送り込むという一連の動作として行われています。脳血管障害等によって食べる時に使われる脳の神経に障害が起きると、上記に述べた一連の動作が障害され、正常に食べ物や飲み物を口から摂取できなくなってしまいます。そのため、栄養が十分に摂取できなくなったり、好きな食べ物を食べられなくなったり、嚼んだ食べ物が食道ではなく気管や肺へ落ちてしまい肺炎(誤嚥性肺炎)になってしまうことがあります。
言語聴覚士は、摂食・嚥下障害のある患者様の食べる時に動かす舌や唇、喉等の運動や、食事の様子を細かく観察し、どのような摂食・嚥下障害があるのかを検査していきます。検査の中にはVF検査(嚥下造影検査)というレントゲンで口から食道までどのように食べ物が流れているか詳しく見る検査や、VE検査(嚥下内視鏡検査)という鼻から内視鏡を挿入し食べ物が喉をどのように通過していくか直接見ることができる検査があります。言語聴覚士や看護師もその場に立ち会い、患者様の摂食・嚥下の状態をチームで評価、共有、相談しながら、訓練の内容や食事の形態を工夫するヒントとして行います。
以上のような検査の結果や食事の様子から訓練を行い、日々患者様が召し上がる食事の形態を病棟の看護師や介護士と密に連携をとりながら、安全でよりよい食事を患者様に提供できるようサポートしていきます。
臨床心理は、心理検査などを用いて、対象者の方々の知的面、精神機能面の評価・分析を行なっています。また、検査結果の数値からでは評価しきれない個々人の特性や心理状態を、専門的知識・技術を用いて観察・評価・分析し、対象者の方々がより良い生活を送る事ができるよう情報提供、指導を行ないます。
現在1名の臨床心理士が1日8名程度の患者様に対して専門的サービスを提供しています。
脳梗塞や脳出血、くも膜下出血などの脳血管疾患や、急性心筋梗塞、狭心症などの心大血管疾患などの、リハビリテーションを医師から処方された患者様を対象としています。その他、医師が必要と判断した場合には疾患に限らず全ての患者様を対象としており、また外来患者様にも心理検査等を行なっています。
釧路孝仁会記念病院のリハビリテーションは脳血管・心大血管・運動器・呼吸器の疾患別に早期リハビリテーション開始率90%以上という高い割合で発症直後から患者様にサービスを提供しております。急性期リハビリテーションは発症直後・術後の医学的管理の知識・技術、状態変化に臨機応変に対応できる能力が求められます。そのために当法人では職員教育に力を注ぎ、基本的側面はもちろん、最新の知識・技術が得られるよう、常に研鑽し努力しております。また、同一法人内に回復期リハビリテーション病棟、老人保健施設、デイケア、訪問リハビリセンターを有しており、一貫したサービス提供が可能というのが特徴です。
その人がその人らしく生活できるよう、退院された後の予後予測をしながら関わることも重要と言えます。情報の連携や職員の異動により、その能力向上に努めております。熱意と情熱をもって患者様の回復を願い、皆様方を支援いたします。
リハビリテーションとはチームワークと言われています。チームアプローチとは、いろいろな障害を持った人々に対し、その障害を可能な限り回復治癒させ、残された能力を最大限に高め、身体的・精神的・社会的にできる限り自立した生活がおくれるように援助することです。そして、すべての人々がよりよい社会生活がおくれることを目指し、チーム全体で共通の基本方針とプログラムを決めた上で医師を中心に看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、その他大勢のスタッフが互いに協力し行っている医療のことです。
〒084-0912
北海道釧路市星が浦大通3丁目9-13
電話:0154-54-2500
釧路孝仁会リハビリテーション病院 リハビリテーション部 言語聴覚士 小塩 智子
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