メールや電話でのご相談は無料でお伺いいたします。回答は当院の再生医療室の担当者(医師ではありません)からさせて頂きます。なお、ドクターからの回答が必要と考えられるご質問に対してはメールではお答えしかねますのでご容赦ください。
担当の医師の外来での受診の予約は電話でのみお受けいたします。完全予約制となっております。状況によってはかかりつけ医の診療情報提供書などのご持参をお願いすることもございます。
担当の医師による診察を受けて頂きます。幹細胞による治療が適切かどうかの判断をします。また、治療の内容、治療の流れ等について詳しくご説明致します。
幹細胞による治療を受けられるとお決めになった方には、当院より同意説明文書による説明を行います。説明内容にご納得いただけましたら、同意書にご署名をしていただきます。
最初に適格性の検査を行います。主に血液検査による感染症(B型肝炎、C型肝炎、HIV、HTLV-1等)に加えて、がん検診(PET検査、腫瘍マーカー検査等)を実施いたします。すべての検査結果は5日後に確定しますので、結果につきましては当院よりご連絡いたします。
適格性検査の結果に問題が無かった場合は、脂肪採取の日程調整を致します。
脂肪採取の施術は全体で1時間程度です。通常は腹部の皮下脂肪から採取します。麻酔は安全性の高い局所麻酔を使います。採取する脂肪の量は5~10g程度です。また、細胞の培養に使用するため20mL程度採血を行います。施術後は、そのままお帰りになることも可能です。約1週間後に抜糸を行います。
採取された脂肪は、院内の細胞培養加工施設(CPC : Cell Processing Center)に送られ、脂肪組織から幹細胞を分離して培養を開始します。幹細胞が増える速度には個人差がありますが、概ね約4~6週間で必要な数まで培養しています。培養の終了後は、投与に問題がないことを確認する試験を実施してから幹細胞は投与まで凍結保存されます。
幹細胞の準備ができた段階で、当院から幹細胞投与等に関する日程の調整のため連絡をいたします。
凍結保存していた幹細胞を解凍し、生存している幹細胞の割合を確認してから幹細胞の投与を行います。脳梗塞と脊髄損傷は点滴でおよそ1時間かけて静脈内投与されます。変形性膝関節症については、関節内に局所投与します。投与は10分程度で終了します。投与後はご帰宅頂くことも可能です(原則、変形性膝関節症の方のみ)。