つらい痛みや後遺症による麻痺を少しでも良くしたい
釧路孝仁会記念病院は脳、心臓および運動器疾患を中心に、北海道の東、道東地区の地域に根差した医療を提供している社会医療法人孝仁会の基幹病院です。特に急性期医療においては高度の医療機器を駆使した質の高い医療の提供により救命率の向上や後遺症の軽減などに努めています。
しかしながら例えば脳梗塞の後遺症として残ってしまった麻痺などを改善するためには、標準的な治療としてはリハビリテーションに頼らざるを得ず、それも時間が経過するとともにさらなる改善は難しくなり、その後は維持するのがやっとになってしまいます。
新しい可能性を患者様に届けるために
このように現在の治療だけでは改善が難しい疾患はたくさんあります。そして世界中で先端医療の研究が日夜続けられていますが、とりわけ幹細胞をつかった治療は様々な疾患に対して新しい治療方法として注目され多くの臨床研究や治験が進められています。しかしそれらが保険適用になるには長い時間が必要となります。まさに今困っている患者さんにとっては、保険適用になるまで待ち続けるわけにはいきません。
そこで私たちは、海外では一般的な自由診療という枠組みで、現在注目されている幹細胞による治療を提供することにしました。
安心して頂ける自由診療を目指して
幹細胞による治療を自由診療で患者様に届けるために、私たちは再生医療に関する法律に基づいた正式な手順を経て、厚生労働省から再生医療の計画番号を取得しました。また、患者様の幹細胞を安全に培養するために病院内に細胞培養のための施設(Cell Processing Center : CPC)を設置し厚生労働省に届出を行っています。
厚生労働省から計画番号を取得した幹細胞治療は先端の臨床研究等において安全性と効果の可能性が認められたものとなります。新たな可能性を求めている患者様やご家族の方、まずはお気軽にご相談ください。