呼吸困難

救急隊が到着するまでの間に行うことができる救急・応急手当をご紹介します。

概要

気道のどこかに空気の通りにくいところがあったり、肺炎や心臓病のほかの病気などが原因となって、肺に液体や気体がたまった状態になり、呼吸をするのに苦しさや努力を要する状態を「呼吸困難」といいます。

喘息や、肺から空気が漏れて縮んだ状態になる「気胸」などの場合に呼吸困難が起こります。

これまでに肺の病気をしたことがない人でも、明らかな原因なしに起こることもあります(自然気胸)。予兆が無く、急に呼吸困難と胸の痛みが起きたときは、気胸である恐れがあります。

症状

  • 重い喘息発作では、ぜいぜいと音のする呼吸困難と窒息の症状を呈し、顔色は蒼白になり冷や汗が出る
  • 咳、痰、喘鳴、胸痛、チアノーゼなどを伴うことがある
  • ときには、息を吸うことも吐くこともできず、意識がなくなり、呼吸が止まることがある

手当